金融機関の支店長には、支店内で起こる事に対する責任と権限があります。特に、人事権は絶大でしょう。絶対的な権限を持つ支店長ですが、行員の素行に対しても監視しなくてはなりません。
もしも、法令に触れるといったことを部下が行ったならば、連帯責任を負うのが支店長です。
もしもそのような事態が起こった際には、管理不行き届きとなり、クビとはならずとも出世に影響することは間違いありません。
支店長は現場で細かく動いているわけではありませんし、今預金量がいくらなのか、融資量はいくらで、利益はどうなのかということは、紙に書かれた数字でしか追うことはできません。
そして目標を達成していればよいですが、達成していなければ支店長自らがトップセールスで動く・・・なんて必要性も出てくるのです。
ちなみに一言で「支店長」と申し上げても様々です。
冷静に考えれば当然ですが、それぞれのお店・支店には「店格」というものがあり、ベッドタウンの支店長と、都内商業地の支店長では、はっきり言えば格が違います。本店に行っても、そのポジションもまったく違います。
もちろん、都内商業地の支店長のほうが上になり、地銀もこれは同じなのです。
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