銀行員が純資産をマイナス評価して債務超過になる「含み損益」
企業の財務状況を示すバランスシート(貸借対照表)は、銀行が融資判断を行う際の重要な資料です。しかし、銀行員がこのバランスシートを単純に受け取るだけでなく、「含み損益」を精査し、それを純資産から控除するケースがあるのをご存じでしょうか?このプロセスは、企業の実態に即したリスク評価を行うために欠かせませ
企業の財務状況を示すバランスシート(貸借対照表)は、銀行が融資判断を行う際の重要な資料です。しかし、銀行員がこのバランスシートを単純に受け取るだけでなく、「含み損益」を精査し、それを純資産から控除するケースがあるのをご存じでしょうか?このプロセスは、企業の実態に即したリスク評価を行うために欠かせませ
経営者が簿記3級を取得することで得られる経営力向上の効果中小企業を経営する上で、資金繰りや決算書の重要性は言うまでもありません。しかし、これらの数字を的確に理解し、活用できている経営者は意外と少ないのが現状です。経営者が簿記3級を取得することは、この状況を大きく改善する手段となり得ます。本記事で
貸借対照表(バランスシート)の最も重要な役割は、会社の財政状態を明らかにすることです。決算日時視点での「資産」と「負債」と「純資産」の残高を表示することで、その会社の財政状態が数字で明確に提示されます。もう一度申し上げます。貸借対照表を見ると、その会社の”財政状態”が”数字”で”明確”に提示され
金融機関の支店長には、支店内で起こる事に対する責任と権限があります。特に、人事権は絶大でしょう。絶対的な権限を持つ支店長ですが、行員の素行に対しても監視しなくてはなりません。もしも、法令に触れるといったことを部下が行ったならば、連帯責任を負うのが支店長です。もしもそのような事態が起こった際に
金融機関から受けた融資に連帯保証を付帯する「経営者保証」には、経営への規律付けや資金調達の円滑化に寄与する面がある一方で、経営者による思い切った事業展開や早期の事業再生、円滑な事業承継を妨げる要因になっていることが以前より指摘されていました。これらの課題の解決策として、全国銀行協会と日本商工会議所が
金融機関にとっての自己査定は、融資先が保有する資産の基準を査定し、適切な引当金を計上することが目的です。つまり、金融機関の資産の健全性を確保し、資産内容を客観的に反映した適切な償却や引き当てを行い、正確な財務を確保していくための制度です。そして、自己査定の中心となるのが、「融資先への貸出金の分類
よく「2期連続で赤字を出したら銀行から、融資を断られるからマズイ」という旨のことを仰る経営者も多いものです。だからと言って、粉飾決算はいけません。例えば、営業利益で2期連続赤字を出してしまえば、確かに銀行サイドとしては、「融資を出さなくていい」と考えますし、格付けが下がる可能性も大いに高まります
定期積金に特に力を入れているのは、信用金庫・信用組合ですね。定期積金は満期になるまで毎月一定の金額を積み立てて、普通預金よりも高い利率の給付補填金(定期積金の場合、利息という表現は使いません)を受け取るものです。満期になった定期積金はそれを払い戻ししなければ預金としては使えず、満期後は普通預