【保険不要論を考える】子どもたちに社会保障・福祉を残せるのか!

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生命保険を考えるときによく、「国の社会保障の足りない分を補う要素として考える」なんて表現を使う募集人さんもいらっしゃいます。

もちろん、保険の優遇措置はそれだけではありませんが、一理あるでしょう。

「高額療養費があるから、がん保険は要らない!」、「日本の社会保障制度は万全だから、保険は要らない!」なんて言葉も、ネットではよく目にします。

では、その「日本の社会保障制度」が現在、どんな現状なのか知らない人も多いでしょうから、実際に国税庁のデータを持ってまいりましたのでご覧ください!

(国税庁のHPより引用)

日本は約108兆円の税収があります。(その内の36兆円、約35%は国債発行ですが・・・)

それに対して、社会保障費に使っているお金が約36兆円、国債返済に約24兆円使われています。

月の給料が50万円の世帯があったとしたら、医療費等に18万円、ローン返済に12万円使っているイメージでしょうか。

どひゃー!です。

これから少子高齢化がどんどん進みます。

世界中が利上げして円安進行しているのに日本は利上げしていない理由も国債の返済です。日本が国債の利上げをしたら毎年の返済額が急増します。だから日本は利上げできないし、円安も止められないのです・・・!

ネットの「保険不要論」の根底にある「世界に誇る日本の社会保障制度の充実」は、非常に脆いですから、鵜吞みにせずにご自身で判断されてくださいね!

あなたのピンチに、彼らは助けてくれませんから。

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金融の実務を通じて人格を磨き、国家の中堅人財であることを自覚し、「物心ともに調和のとれた社会育成」のお手伝いをさせていただきます。