金融機関からの融資は、大きく分けて2種類あります。
1つは信用保証協会付き融資、2つ目がプロパー融資です。
基本的な二種類の融資について、把握しておきましょう。
①信用保証協会付き融資について
信用保証協会付き融資とは、企業が金融機関から融資を受ける際に、万が一その企業が返済できない場合に備えて、各都道府県に存在する信用保証協会に保証料を支払うことで、自らの債務を銀行に対して保証してもらい、金融機関から融資を受けることを言います。
信用保証協会付き融資では、金融機関は万が一の場合、信用保証協会から貸付金と延滞利息の返金を受けることができる為、安心して融資を実行できます。
一方、借り手の企業からすると、金融機関に支払うべき利息に加えて、信用保証協会に対して支払う保証料が負担になります。業種や業態によって異なりますが、一般的に年商3億円以下の会社には、信用保証協会付き融資が提案されることが多いようです。
また、各信用保証協会は日本政策金融公庫と再保証契約を締結しているため、日本政策金融公庫が信用保証協会付き融資を行うことはないのです。
②プロパー融資について
プロパー融資とは、金融機関が独自の判断で融資を行うことです。万が一の場合も、第三者が保全してくれるわけではないので、融資の時は慎重な審査がなされます。
借り手の企業からすれば、プロパーを受けているということは、それだけ金融機関からの評価が高いことが分かるのです。
資金繰りの観点から見ても、経営者としては、プロパー融資を勝ち取れるような経営を目指したいところです。
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