有利な銀行取引について

定期積金がいつの間にか保全の手段となる


定期積金に特に力を入れているのは、信用金庫・信用組合ですね。

定期積金は満期になるまで毎月一定の金額を積み立てて、普通預金よりも高い利率の給付補填金(定期積金の場合、利息という表現は使いません)を受け取るものです。

満期になった定期積金はそれを払い戻ししなければ預金としては使えず、満期後は普通預金の利率となります。

なぜ信用金庫や信用組合が定期積金に力を入れるのかというと、、、それは第一に定期積金により、企業との関係性を強化することで、情報収集する手段とする目的があるからなのです。定期積金は、毎月集金するため(当座預金からの自動振替もあります)、月1回は企業に訪問できるので、銀行員と企業との関係は密接になります。

定期積金は銀行員が毎月訪問するので、銀行としては人件費がかかることや、費用対効果を鑑みて、縮小傾向にありましたが、今は定期積金の役割が再評価されており、復活する動きがみられます。特に地方ではその役割が大きいと言えるでしょう。

経営者の中には、銀行からの定期訪問のお陰で関係を築いていけるとお考えの人も多いようですから、毎月訪問の手段として定期積金は大きな役割を果たしていると言えるでしょう。

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP