『あいつが、こんな保険を・・・?』

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Yさんご夫婦は、いつも私のことを気にかけてくださる優しいお二人です。お2人のことは、ある意味で私にとって大きく記憶に残る出会いでした。

 最初はママさんからの「教育費のための貯蓄」の相談だけのはずでした。しかし、現在加入している保険会社名を聞くと、「まさか・・・」と思い、保険証券を見せてもったのです。

 嫌な予感がしたので、一通りの情報を伺ってから保険証券を持ち帰り、現在の契約内容を分析してみたのです。すると、衝撃的なことが分かったのです。

 ママさんが今後支払う保険料の総額が約2000万円、そしてご主人が今後支払う保険料の総額が、なんと5500万円を超えていたのです。

 つまり、夫婦で7500万円以上も支払う契約を結んでいたのです。

 このことが判明した時、この業界に対する怒りがこみ上げてきました。今まで何枚もの保険契約を見てきましたが、ここまでの設計は見たことがありません。ハッキリ申し上げて、異例の契約内容でした。

 もちろん、2人は自分がこんな高額な設計に契約しているとは夢にも思っていません。その証拠に、「知り合いから入ってるから、大丈夫だと思うんですが・・・」と言っていましたから。

 私も分かっていますよ。セールスさんは、自分でもどんな商品を売っているのか分かっていないことくらいは。何も知らずに、会社の言われたままに、今の保険料だけを見せて売っているだけなんです。

「これ、旦那さん、ショック受けるだろうな・・・」と思いながら、Yさんご夫婦にコンサルティングを実施しました。

 一通り現在の契約内容を解説した後に、「この保

険のトータルのお支払総額、つまり値札は5500万円をこえます。」とお伝えすると、思わず「え!?!?」と驚愕されていました。

 「正直申し上げて、私がいままで見てきた契約内容の中で一番高額な設計です。こんな高価な値札が付く設計を見たことがありません。もしこの値札について知らされていなかったのならば、内容云々以前の問題です。」

 「いや、これ、俺の知り合いから入っていたんだけど・・・。あいつが、こんな保険を・・・・?」と怒りとショックの感情が混在しているようでした。

 「これは義理人情とかいう問題じゃありませんね。すぐ辞めます。そいつにもちゃんと言います。」とハッキリと口にされていました。いつも優しいお二人なので、穏やかな表情を見せるときが多いのですが、その時は違っていましたよ。

 ママさんも専業主婦にも関わらず高額な保険に契約していたので、正しい設計のもとでコンサルティングを行うと、6000万円近い削減効果が得られました。

 「家、2つ分の節約ですね。」と、すこし寂しそうに笑うご主人の表情は今でも忘れられません。

 知り合いにまでこんな悲しい顔をさせる仕事なんてしてくれるなよ、いい加減にしてくれよと思うと同時に、救うべき人がまだまだ沢山いる現状に奮起させられました。浮いたお金を家族の楽しみに使われることを願ってやみません。

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