日本には生命保険文化センターという公益社団法人があり、そこでは3年に1度、生命保険に関する全国実態調査が行われています。
2021年12月の調査結果を通して、日本国民がどういったところに悩んでいるのか一緒に学び合わせていただきましょう。
(生命保険文化センターより引用)
生命保険への悩みは、上記のようなものが多いようです。
金融保険営業をやっている身として最も違和感を感じてしまうのは、一番下の項目でしょうか。
「不足している生命保険知識は「どういった保障が必要なのか」が42.3%と最も多く、前回調査から3.2ポイント増加」
僕の師匠である五十田三洞氏がこう言っていたのを鮮明に覚えています。「生命保険は、NEED(必要性に基づいた)商品ではない!WANTS(欲求に基づいた)商品だ!」と。
そう、生命保険は、そもそも、「必要か、不必要か」で考える商品ではないのです。というか、考えられないのです!
将来に対するリスクヘッジの機能を有する生命保険が、「必要か、不要か」なんて、ちっぽけな人間に分かるはずがありません。
その人にとって保険が必要かどうかが分かる方がいらっしゃるとしたら・・・、未来を見通せる全知全能の神様だけでしょう。
だからこそ、「その保障が欲しいか、欲しくないか」それだけなんだろうなと、五十田氏の仰る通りだなと僕も共感します。
でも、人は、病気になんてなりたくないと思っているし、今すぐ死ぬなんて誰も考えていません。言霊を気にする日本人は、だから生命保険なんて欲しくないんですよね。
嗚呼、リスク管理とはなんてムズカシイのでしょう!(笑)
せめて金融保険営業の僕だけでも、目の前のお客様の未来に対して冷静に、謙虚でありたいなとそう思っています。
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