短期金利と長期金利の関係

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ーはじめにー

私は賃貸に住んでおり、そもそも独身で住宅ローンを組んだ経験すらない未熟者ですので「体験に基づいたお話」はお伝えできません。

とは言え、「住宅費」は人生三大支出の一つですから、良識ある専門家が書いている本を引用しながら、役立つ知識・情報をご案内します。

参照:「長期固定に繰り上げ返済はトクしない!?住宅ローンの新常識」池上秀司(下記はコピペではなく、表現を一部変えています)

※一連の記事はあくまで「参考資料」です。こちらで責任は負えませんので、相談は信頼できる専門家にご依頼くださいね!

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金利は、大雑把に「短期金利」と「長期金利」の2つに区分され、これらは通常1年を境に分けられます。(1年未満が短期、1年以上が長期)

フラット35に代表される長期固定の住宅ローンには「長期金利」が反映され、変動金利型の住宅ローンには「短期金利」が反映されます。(10年固定や3年固定などの固定期間のローンは、期間が長いほどより長期金利の影響を受けます)

短期金利は日銀の金融調節によってコントロールされる部分が大きく、基本的にその時点の金融政策の影響下にあります。(対して長期金利は、もちろん影響がないわけではありませんが、長期資産の市場のメカニズムによる色合いが強くなります)

つまり、長期と短期では数字も性格も違うのです。

短期と長期の関係のポイント

①短期金利の変動幅は長期金利よりも大きい

②前例から言えば、金利が動くのは長期金利が先

③低金利下では長期金利、高金利下では短期金利の方が金利は高い

貸す側にとって低金利の今、変動金利や短期固定の住宅ローンの金利を下げるのは「将来金利が上がった時に回収すればいい」という腹積もりであって、目先の儲けは長期固定ローンから頂戴している・・・、と言えるようです。

ローンを組むにあたっては、そうした市場の原理原則、貸す側の思惑も十分に承知したうえで自分にとって最良の選択を見つけ出すことが大事だと、彼は述べています。

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住宅ローンを考えるヒントを幾つか載せていきますので、興味のある方は、ご参照ください♪

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金融の実務を通じて人格を磨き、国家の中堅人財であることを自覚し、「物心ともに調和のとれた社会育成」のお手伝いをさせていただきます。