【住宅ローン】住宅ローンは単純な損得では考えられない

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ーはじめにー

私は賃貸に住んでおり、そもそも独身で住宅ローンを組んだ経験すらない未熟者ですので「体験に基づいたお話」はお伝えできません。

とは言え、「住宅費」は人生三大支出の一つですから、良識ある専門家が書いている本を引用しながら、役立つ知識・情報をご案内します。

参照:「長期固定に繰り上げ返済はトクしない!?住宅ローンの新常識」池上秀司(下記はコピペではなく、表現を一部変えています)

※一連の記事はあくまで「参考資料」です。こちらで責任は負えませんので、相談は信頼できる専門家にご依頼くださいね!

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ファイナンシャルプランナーの仕事をしていると、お客さまによく「それを選ぶとどれくらいトクをするんですか?」と聞かれますが、池上氏はにこやかにご説明申し上げながらも、内心は「ああ、またか・・・」と思われているそうです。

これはお客様に責任があるのではなく、目先の商品比較が仕事だと勘違いしているFPが多い弊害だとか。

主要なローンの金利タイプには「3年固定」、「5年固定」、「10年固定」、「全期間固定」、「変動」などがあります。(銀行によって違いあり)

高額な借り入れなので不安になるのもご尤もですし、その分少しの差が大きな差に繋がるのも事実です。

しかし、住宅ローンの返済は20年、30年と長期にわたりますし、その間、金利は上がったり下がったりします。損得を考えるにはその長期間の金利予測が必要となりますが、それを正確に出来る人はいません。

ですから「住宅ローンというものは本来、損得では考えることができない」のであって、「長期固定のローンが絶対トク」は「この株が絶対もうかる」と同レベルだというのが彼の持論です。

実務をやっていると、お客様の「3年後にローンの金利見直しと子どもの受験が重なる」とうケースに遭遇することがあるそうです。

「心配事が重なって少し不安だなぁ」という場合、受験をずらすという選択はありませんから、ローンの固定期間を5年にするという選択をします。

人生にとっての損得は何もお金だけではありませんから、支払額より安心が上回るのであれば、不安を取り除くことをトクとしてもいいと彼は言います。

「家族の在り方の数だけ、トクの意味が違う」、そんな彼の考え方が、僕はとても好きです。

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住宅ローンを考えるヒントを幾つか載せていきますので、興味のある方は、ご参照ください♪

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金融の実務を通じて人格を磨き、国家の中堅人財であることを自覚し、「物心ともに調和のとれた社会育成」のお手伝いをさせていただきます。