以前、日経新聞で金融庁が生命保険業界に苦言を呈している記事を目にしたことがあります。そこには、こんなことが書かれていました。
『金融庁は特に業界の「あおり営業」に疑念の目を向ける。「将来は年金がどうなるかわからない」と不安をあおる一方、がんになった場合に負担を軽減できる公的な高額療養費制度があることを説明しなかったり、限られた情報しか提供しなかったりといった営業手法だ。』
ここで言う不安とはいわゆる、老後不安のことであり、それを不用意に煽るなという意図でお話されているのだと思いますが・・・。
いやいや、それを言うなら金融庁、あなたがたでしょう!(笑)
「老後二千万円問題」は明らかに煽りでしたよ。(もちろん、メディアあってのことですが)
将来や未来に対して希望を抱く高校生に”金融教育”という超現実的な指導まで導入し、国をあげてつみたてNISAやiDeCoを推奨する・・・。
不安を煽り、限られた情報しか出してないのは、あんた達やがな!と突っ込んでしまいます。
自分が購入した投資信託が「株式投資」だとは知らない消費者を何人も見てきましたよ。
それらを全部「自己責任」だと片づけているから、それが社会的風潮と化して、変な保険募集人が蔓延しているだけだと思いますけれどね。
もちろん、不用意に煽ることはよくないです。
説明すべきことを説明しないのも、不義理でしょう。
それは大大大大大前提として、あえて声を大にして言いたい!
「政府の一般会計も、たいがいヒドイ!」と。
実際問題、年金も医療費も問題だらけで将来、ツケがくるでしょう。
でもそれを言って嘆いて文句を言ったところで誰も幸せにならないし、でも厳しい言葉で現実を指摘すると「煽り営業」と揶揄されかねないし、、、
真っ当な保険募集人さんは皆、このあたりのバランスに非常に注意しながらやっているのはこの仕事をしていれば分かります!
僕の周りにいる素敵な保険募集人さんは、お客さんのことメチャクチャ、それはもうめちゃくちゃ考えていますもん。
もちろん、保険営業は金融庁の認可商品を扱っているわけですから金融庁の皆さまあっての僕たちが生きているわけです。感謝もしています。
金融庁が厳しいコンプラを敷いてくださっているから、僕たちもモラルのある仕事ができるわけですし。
だからこそ、こんな言われ方をするのはと~っても悲しいです!
日本がいち早く「日本人にとって住みやすい国」になるために、やれることを一歩ずつ進めていきたいなと、そう思います。
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