「日本の年金が溶けた!」とかなんとか、たまにニュースでやっていますよね。
ご存知の通り、日本の年金は一部運用されています。
すごくシンプルに言うと、
毎月給料から引かれている年金=半分(そのまま今の高齢者へ)+半分(年金機構で運用)。
実際に支払っている年金の総額=半分(僕たちが支払っている年金)+半分(税金)
という形です。
これらは一般会計から独立した「特別会計」で管理されており、表舞台にはあまり出てこない財源ですから、非常に分かりにく~~くなっています。
僕たちが払っている年金額の半分は、運用されていると知っておかれるとイイと思います。
だから、日本の年金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(通称 GPIF)は、「世界最大の機関投資家」なのですよ!
その額、160兆円を超えます!(2019年時点)
世界最大の運用機関が日本にあるって、驚きですよね。

この画像は、GPIFのHPから。なかなか優秀な実績を残しているようです。
では、GPIFは、どんなポートフォリオを組んでいるのでしょうか?

半分が株式で、半分が債券運用です。
つまり半分の80兆円が株式に投入されています。すごい額です。
ちなみに、アベノミクス(超、超、金融緩和)が始まる前(2012年)のGPIFの運用はこちら。

株式の割合が少ない(27%)!(笑)
アベノミクスで日経平均が上がった仕組み、見えてきますね。(笑)
加えて申し上げれば、金融緩和をしているのは日本だけではありません。世界中でやっています。
この10年、株価が右肩上がりだった要因が見えてくるものです。
ちなみに日本以外の世界中が金融緩和をやめて、資金回収に向かい始めました。
これが昨今の、世界的な株価下落やインフレ、超円安の大きな要因です。
嗚呼、やれやれです・・・。
安易な資産形成論は非常~~~に危険ですから、お気を付けくださいませ!
超、金融緩和続行中のGPIFでさえ、半分は債券運用ですから。
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