『私もう、自分の商品を売る自信がなくなりました。』

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 Iさんは、子どもの才能発見講座にご参加いただいたフィーリングのママさんで、なんと同じ保険業に携わる方でした。

 Iさんはいつも笑っていて笑顔がステキなママさんで、いつも通りご自宅で個別相談をしていました。

 このIさん、なんといっても明るいママさんなのです。

 個別でのお話が終わると、同業者ということもあり、そちらの方でも相談を受けました。

 どうやら、本人も働きながら違和感を感じておられたそうです。

 この保険業界の本当にオカシナ特徴の一つなのですが、同業他社のことを知らない(もしくは知らされていない)という人が非常に多いのです。

 以前の私もそうでしたから、気持ちはとってもわかります。特に自社商品のみしか取り扱いの出来ない環境にいると、周りのことが見えず、他社商品のことを調べようという思考になりにくいのですね。

 しかし、これは他業種であれば不可思議極まりない現象と言えるのです。

 例えば私は、保険業界に身を置く前は、旅行業、その前は教育業に携わっていましたが、同業他社のことはそれなりに調べていたつもりです。

 ライバル会社の強み・弱み・特徴などなど。これはライバルなのですから当然と言えば当然ですが、ビジネスを正しく行う上での基本ともいえるでしょう。

 たとえば車のディーラーさんなら、他のメーカーの車のことや、主力の車のことくらいは誰でも知っていることでしょう。

 しかし、この保険業界はそういった当たり前のことを知らない、もしくは知らされていない方が非常に多いのが現実です。

 まあ、個人の不勉強さと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、同業他社について学ばなくていいという風潮が一定数あることは紛れもない事実でしょう。

 「うちの商品は最高だ!」と、自社商品の優位性のみを語るマネージャーや同僚ばかりに囲まれていたら、ある程度は仕方のないことかもしれません。

 私には全国に200人を超える保険セールス仲間がおり、常に最新の情報を交換しあっていますが、いかに昔の自分が鎖国状態にいたのかを心から反省させられます。

 自分が鎖国状態にいたら、お客さんに正しい知識・情報を伝えられるわけがありませんから。

今の私は運よく、その鎖国状態から脱出し、この業界のオカシサを知っているからこそ、その異様さについて日々、声を大にして主張していますし、拙書「1円たりとも損しない生命保険の入り方」を上梓するまでに至ったのです。

 話も終盤に差し掛かり、「これ読んでみてください。」と本をプレゼントしました。(当時はPDFファイルでしたが)

 本書は同業者にとって耳の痛いことがふんだんに書かれてありますから、なんていわれるかなと思いましたが、後日このようなメールをいただきました。

 「・・・私もう、自分の商品を売る自信が無くなりました。」

 そう、私が提唱する問題は売り手でさえも気づかずに悪気なく起こっている可能性だってあるのです。 

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