そんなことしてたら、お客さまに嫌われちゃうよ

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「人に迷惑をかけないようにしましょう。」

こんなことは、小さい頃から口酸っぱく両親や学校で教わってきました。

寝る前に母親が読んでくれた絵本、学校の道徳の時間で習ったお話、日々の生活の中での一コマ、様々な場面でそのような教育を受けてきました。

友達を傷つけると先生から叱られましたし、ウソをつけば親から叱られました。

何か失敗をするたびに子どもながらに「あぁ、ダメなことをしたんだ」と反省したものですし、「これからは人に迷惑をかけるようなことはしないようにしよう」と学んできたものです。

もちろん、子どもの世界というのは残酷な一面もあったりしますから、すぐに学んで修正できたわけでもありませんけれどね。

とはいえ、人間社会を生きていけば、人としてのモラルや道徳といったものは少しずつ身に付いていきました。

その点、私の両親はと~~~っても厳しい人だったので、子どもの時は「全然オレの言うこと聞いてくれないじゃん!」と不貞腐れたりもしましたが、今ではその厳しさを有り難く感じています。

モラルも道徳もなんにもない人間に育ってしまったら、人を傷つけてばっかりの悲しい人生を送ることになっていたでしょう。

学生の時に本気で打ち込んだ学習塾の講師の時だって、初めて就職した旅行代理店で働いていた時も、私の上司や仲間は「人に迷惑をかけないよう」に生きていましたし、「人のために何ができるか?」を考えている人達ばかりでした。

でもね~、この生保業界ってその当たり前の教育がなされていない、トンデモナイ業界だったりするのですよ。

「え? そんな当たり前のことを教わらないの?」と思ったあなた、あなたの周りの生保セールスの人のことを思い出してみてください。

・何度も何度も、しつこい電話をされたことがありませんか?

・せっかくのお昼休憩に、しつこい商品説明を受けたことはありませんか?

・誰か紹介してくれ、と駄々をこねられたことはありませんか?

・聞きたくもない保険の話に、何時間も時間をかけられたことはありませんか?

・ようやく話を聞こうと思ったのに、大した説明もせずに契約させられたことはありませんか?

・要らないと言っているのに、無理やり売り込まれたことはありませんか?

・・・どれか一つくらい当てはまる生保セールスに出会ったことがある人もいるのではないでしょうか。

それもそのはず、これらは全て私のお客さまから聞いた保険屋さんへの苦情なのですから。

正直申し上げると、生保セールスを始めたてで右も左も分かっていない時の私は、似たようなことをしていました。

要らないと言っている人に無理やり売り込んだりはしていませんでしたが、しつこい電話セールスとかはやっちゃっていた時もありました。

当時は「本当にお客さんのことを思うなら、もっと電話しろ!」、「嫌われることを恐れるな!」といったような、訳の分からないマネージャーの教えを信じるしかなかったのです。

嫌われることを恐れるなって・・・、自分の大事な人に嫌われることを恐れないことなんて、私にはできません。

ホント、今思えば申し訳ない気持ちでいっぱいですが、そんな雑駁なやり方しか知らなかった当時の私の話をちゃんと聞いてくれ、私の契約者となってくれた友人や仲間には感謝しかありません。

そんな「人に迷惑をかけることが大前提」の生保セールスとしての在り方に疑問をもち、私の師匠である五十田三洞氏のセミナーを受けたり、素晴らしい生保セールスとの仲間との出会いを通して、「自分がいかに人としてダメなことをしていたのか」を痛感しました。

三洞氏との出会い以降は、人に迷惑をかけるやり方は一切封印しましたし、そのような失礼なことをする人は今の私の周りには居ない(というよりも、そのような失礼な人達からは距離を置きました)のであまり実感はないのですが、お客さまと話をしていると「迷惑をかけられた話」をたくさん聞きます。

今日も「質問したのに、ちゃんと答えてくれない」という不満を口にする人に出会いましたしね。

「もう、頼りにならない」とも言っていましたが、自分が扱っている商品の解説を正しくできないって・・・、もう論外ですよ。

生命保険は金融商品ですから、セールス側にもそれ相応のモラルや常識が問われる職種だと考えています。

しかも平均で約2000万円もする、高価な買い物です。

高価な金融商品を「人に迷惑をかけながら販売する」生保業界の実態はオカシイ!と常々主張しているのですが、そうした人はなかなか減らないどころか増えているような気がしますね~。

しつこい電話セールスをしたり、お昼休憩に涼しい顔してセールスをする人たちは、ご両親から「人に迷惑をかけてはいけない」と習わなかったのでしょうか。

生保業界はそんな当たり前の教育すらなされない業界ですから、最初は勘違いしてしまう人の気持ちは分からなくもありませんが、どこかで「あ、こんなことをやっていたらダメだ・・・」って気づかないものですかね~。

私は全知全能の神様ではありませんから、生保業界を変えてやる!といった誇大妄想はしませんが、「せめて、私と縁があった人の生命保険の損失だけは、しっかりと回避してもらえるようなアドバイスをしていこう」と思うのです。

一歩ずつ、一歩ずつ伝えていこうと、今日出会ったお客さまとの会話の中で思わされたものでした。

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