教育格差を引き起こした根本理由を語る

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「勝ち組と負け組」、「弱肉強食」、「(優しさのない)自己責任」・・・・。
いつしか日本の至る所で聞こえるようになった、私が忌み嫌う言葉の一つです。

これらの言葉は、2001年に発足した小泉政権が行った政治によって、日本に浸透しました。
2001年というと、もう17年も前のことです。私は当時10歳でしたから、政治経済にはなんの興味も持っていませんでした。毎日何も考えず、外で遊んでいました。
しかし、20歳も超えてくると自分の身の回りの些細な出来事だけでなく、日本や世界のことを知りたくなってくるんですよね。

教科書に出てくるような表舞台の歴史だけでなく裏面史も勉強しましたし、哲学書を読んでこの世界がどのような思想によって導かれてきたのかを学んだりもしました。

今までなんとなく生きてきたこの世界がどうやって作られてきたのか、その「真実」を探るようになっていきました。
こんなことを書いていたらちょっと危ない人間に思われそうですが、まあ時間がたっぷりある大学生にはたまに見られる傾向です。
友達とカラオケしたり飲みに行ったりしてみんなとワイワイ楽しむ日常を送る傍らで、家に帰ったら堅苦しい本を読む毎日でした。

読書量でいえば月に4~5冊くらいなので、読み漁るってほどでもなかったですね。
しかし、私が大学生の時(約7年ほど前)ですら、本を読む人間というのはほとんど居ませんでした。
読書好きな人はいましたが、自分が好きな小説を読むくらいで、娯楽としての読書好きが多かったように思います。

私にとっての読書というのは、娯楽要素は少なくまさに勉強でした。
ず~っと頭を使いながら、読んでいましたね。(最近は堅苦しい本から少し距離を置いて、ビジネス書がメインになっていますが)

そういう本を読んで勉強していると、ニュースで目にするような社会問題について自分の頭で考え、自分なりの意見を持つようになる時期がやってきます。

ニュースで目にする社会問題というのは、東日本大震災、東京オリンピック、年金問題、TPP問題、北朝鮮問題、日本の株価、みたいなことですよね。

そして私がTPP問題について本を読んで自分なりに勉強していくうちに、今現在当たり前のように使われている「勝ち組と負け組」、「弱肉強食」、「(優しさのない)自己責任」という言葉に嫌悪感を抱くようになりました。

TPPについて語りだすとそれだけで記事がいくつも書けてしまうので、詳細は省略しますが、TPPとは一言でいうと、「一切の防壁を取っ払って、ガチンコでぶつかり合って、食うか食われるかの経済対決を繰り広げようぜ!」ってこと。

一切の防壁を取っ払ってガチンコで勝負すれば、弱肉強食の原理に戻るわけですから勝ち組と負け組に完全に分かれることになります。
負け組になってしまった人間は、「自己責任(負けたあんたが悪い)」と言われて終了。

つまり、TPPの思想の根本には、小泉政権が日本に流布してきた上記の言葉と通づるものがあるのですね。

小泉首相による構造改革(懐かしい言葉ですね)が行われる前の日本は「一億総中流」とまで言われる社会でした。
高度経済成長のころまでは、会社は経営者から従業員までを含める全体のモノであり、会社は家族であり、中間共同体の機能を発揮していました。終身雇用で会社に勤めていれば、年々給料が上がっていく時代でした。

もちろん退職金制度もしっかりしていましたし、加えて日本は世界でTOPクラスの社会保障制度を有する国ですからね。

国民皆保険制度なんて、ホント、ありがたい制度ですよ。

しかし小泉構造改革の際には「米百俵」の精神で「痛みに耐えて」産業構造を変えなければならないと言ってその結果、日本の分厚い中間層は地滑りを起こして崩れていき、ハケン切りが当たり前になり、格差が広がって貧困層が分厚くなりました。
日本では2010年調査で一家四人世帯で年収112万円に満たない「相対的貧困率」が過去最高の16%、2000万人を超えました。

日本に住む人のちょうど真ん中でも、年収224万円です。

可処分所得が年収112万円に満たない人が2000万人ですよ?
6人に1人ですよ。こんなことで、子ども育てられますか?
年収がこれだけ少ないのは、その人が「負け組」だからですか?
「負け組」になっちゃったのは、ぜ~んぶ「自己責任」ですか?

書いていたら、ホント、腹が立ってきましたよ。

今日本で起きている、教育格差の問題というのは、ここからきています。
ちなみに教育格差とは、一言でいえば「年収が高い家庭に生まれた子どもと年収が低い家庭に生まれた子どもの受ける教育に格差が出ている」ということ。

俗な表現をすれば、金持ちの家に生まれた子どもは優れた教育を受けれて本人望む大学にも行けるが、貧乏の家に生まれた子どもは優れた教育を受けられないため本人の望む大学に行けない、てことです。

塾や予備校に通うにはお金がかかりますし、私立大学に行くためには国立大学の2~3倍くらいは学費がかかりますからね。

ちなみに、小泉構造改革をさらに拡大して日本に浸透させようとしているのが、現安倍政権ですよ。
派遣法だって改悪しましたし、年金も日本の株にぶち込んで減らしていますし、社会保障だってどんどん削られています。

しょっちゅう外国に遊びに行くお金はあるのに、お金のない家庭に配るお金はないそうです。
オトモダチの土地を8億円値引きする力はあるのに、奨学金を貸与型ではなく給付型にする力はないそうです。

呆れて物も言えません。

自己責任という言葉を浸透させすぎたせいか、今の日本人は政治にモノを言いません。
「今の現状はぜんぶ自分のせいだ(だから政治が悪いわけではない)」と思ってしまっています

しかし、そうは言っても自助努力が必要になっているのも事実です。
政治が何もしてくれないんだから、自分の身は自分で守らなくてはいけなくなってしまっています。

本当に必要なもの、一見必要そうだけど実は無駄なもの、をしっかりと見極める力が求められるんですね。
そして無駄なものはしっかりと削る勇気や決断力も必要となってきます。

私がいまやっている活動も、私が出来る範囲で教育格差を少しでも埋めるためにやっていますが、同時に家計における無駄な出費の削減方法についてもアドバイスをしています。
信じられないかもしれませんが、私のアドバイスを受けた人の中には1000万円以上の家計の無駄削減を実現できた人もいらっしゃいます。

事実を知り、行動できた人だけが受けられる享受もあるということですね。
知りたい方は、お気軽にメールください。

今日はいつもに増して真剣に記事を書きました。(お金の話ですからね)

暗い話が多かったですが、幸せ多い道を選択して、楽しい今日一日を過ごしましょう。

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